お見合い回数は多いほうが良いのか、少なくてもしっかりとお相手を選んでお見合いを行うべきなのか。
どちらのほうが成婚しやすい、と思いますか?
結婚相談所の場合は「ファーストコンタクト」がお見合いですが、婚活アプリやマッチングアプリでは「初デート」と考えると分かりやすいでしょう。
多くの結婚相談所に取材したデータを元にすると、お見合い件数は多ければ良いとは言い難いということです。
しかし、そもそもお見合いが出来なければその先へ進むことも出来ません。
あなたはお見合いを多くしたほうが良い人なのかまたは、出会いを吟味したほうが良い人なのか見分けるためのヒントが隠されている記事となっています。
この記事を読んで、ご自分の婚活に役立つ「お見合い回数」を考えてみてください。
男性20回/女性14回:お見合い回数平均値
お見合い回数が多い/少ないと言っても、何回ぐらいが少ないのか多いのか分からないと思います。
この章では、IBJ日本結婚相談所連盟が公開しているデータを元に、結婚相談所の平均的なお見合い数を確認していきたいと思います。
2020年:成婚白書
・IBJ日本結婚相談所連盟
・成婚者の平均お見合い数
・男性:19.6回(3.3回/月)
・女性:14.1回(2.4回/月)
活動期間がおおむね半年間という前提となっているため、成婚までの平均お見合い回数を単純に「6ヶ月間」で均等した数字が単月あたりのお見合い回数です。
男性の場合、3.3回/月という値のため、ほぼ毎週1回のお見合いを半年間行い、成婚退会できたというモデルが成り立ちます。
お見合い件数が多いほう良い人
お見合いを積極的に多く経験したほうが良い、というかたは次の4パターンとなっています。
①恋愛経験が少ない
②理想のお相手が分からない
③精神的にタフな人
④お見合い成立率が低い人
また結婚相談所の入会初月は、どういうお相手に会えば良いのか分からないので、お見合い件数を増やす方向で考えたほうが良いでしょう。
①恋愛経験が少ない
恋愛経験が少ない場合、そもそもお相手にどのような人を選べば良いのか分からない為、活動当初は多くの人に会ってみて、自分の理想を固めていく作業が必要になります。
まずは経験値を積み上げないと活動の土台ができないため、成立するだけ多くのお見合いを経験することが求められます。
もちろんそう思っていても、初回のお見合い相手でいきなり結婚したいと思えるようなご縁になるかも知れません。
②理想のお相手が分からない
恋愛経験有りだとしても結婚相手としてお相手を見たときに、あなたの理想の相手なのかが分からないということもあり得ます。
この場合はお見合い相手を最初から吟味して抑制することはせず、お見合いの件数を多く経験していくことが大事になります。
③精神的にタフな人
打たれ強い精神的にタフな人は、お見合いで断られてもお見合い後の交際で断られても、めげずに前に進んでいける人でしょう。
いずれにしても、強く早く「成婚」という結果を望んで活動していくのであれば、失敗や困難があることを前提として活動し、タフにお見合い件数を多く重ねていくことが必要な人と言えるでしょう。
④お見合い成立率が低い人
・写真の異性受けが良くはない
・お相手年齢に対して年齢が高い
・ライバルよりも年収が低め
このような方は、お見合い成立させることが困難である可能性が高く、最初からお見合いを吟味することは「可能性の芽を摘む」行動となってしまいます。
仲人と相談しつつ活動することになると思いますがあまり条件の好き嫌いをせず、申込みしてくれた異性がいれば「無条件で会ってみる」ぐらいの勢いが必要です。
お見合い件数は少ないほうが良い人
お見合いを多く経験することで、問題が発生する場合があります。
→例:お見合いを重ねることで婚活疲れする可能性。
その対策として、お見合い件数を低く抑えたほうが良い、ということになります。
⑤お見合い成立率が高い人
⑥交際成立率が高い人
⑦人に会うと疲れる人
⑧拒否ダメージが蓄積する人
お見合い件数を多くすると、逆に成婚から遠ざかることになる可能性があるため、仲人と相談しつつ上手にお見合い件数をコントロールする必要があるでしょう。
お見合い数を抑えるためには、以下の質問が非常に重要です。
・結婚後の生活は、どのようにイメージしていますか?
具体的は転職のキャリアデザインのような考え方です。
・住まいはどこか?
・仕事は現在の延長線か、転職か、独立か?
・親との距離はどうするのか?
・子供を授かった場合の、家事育児の負担割合は?
・生活レベルはどの程度のイメージか?
・旅行は年に何回行きたいか?
などなど、「絶対に譲れない条件」や「できれば叶えたい条件」などを書き出します。
結婚後の土台が出来た時点で、その条件にマッチする人とだけお見合いするように活動します。
⑤お見合い成立率が高い人
・写真など見た目が良い
・年齢が若い
・年収が高い
・安定した職業
・家柄が良い
このようにお見合い成立率が高い人は、お申込みがあるだけお見合いしていては、忙しくてお相手ときちんと向き合う時間が確保できません。
このようなケースでは、仲人と相談しながらお見合い件数を吟味し抑え気味にしていく事が大事です。
⑥交際成立率が高い人
お見合いすると次のフェーズは「交際」です。異性受けが良く交際成立率の高い人は、お見合いする都度交際へ進んでしまうため、同時進行する交際の数が多くなりすぎる傾向があります。
さらに、誰が誰だか分からなくなり、結婚するべき相手を選ぶ活動なのに交際管理のための活動になってしまいます。
交際成立率が高い人は、お見合い件数を多くせず交際相手を吟味していきましょう。
⑦人に会うと疲れる人
初めての異性に会うのは楽しいのですが、必ずしも好みの方ばかりではないですし、精神的に疲れます。
・緊張感
・不安感
・初めてで身構える
もちろん初対面の出会いは誰でも疲れるのですが、その疲れを乗り越えて活動していけるタフな方と、疲れで活動が停滞してしまう人います。
あなたは初対面の出会いをどんどん積み重ねても楽しめる人でしょうか?
それとも、あまり多くの人に出会うと疲労感を感じるため、自分自身がコントロール出来る範囲に抑えたいと感じるでしょうか?
疲れを感じるようであれば、お見合い件数を少なく抑えるコントロールが必要な合図かも知れません。
⑧拒否ダメージが蓄積する人
お見合いをすると言うことは、交際へ進む段階で断られる事も多々経験することになります。
交際を断られる経験、拒否される経験は誰でも嫌なものですし、ダメージが蓄積するのではないでしょうか。
あなたが感じている以上にダメージが蓄積していると思ったら、
対策としてお見合い件数を減らす方法が一番てっとりば早いと言えます。
とは言え、早く成婚したいのであれば短期間で多くの多くのお見合いを経験し、多くのNGを経験する必要があるため逃げてばかりもいられません。
あなたがどのような活動をしたいのか、いつまでに結婚したいのか、
という結果から逆算し仲人と相談しながら進めていくと良いでしょう。
一人だけで悩むと解決できない分、活動が停滞するだけで何も解決しないで悶々しますが、仲人がいてくれて相談できるだけで気が楽になるのを感じるでしょう。
お見合い件数に関するまとめ
結婚相談所活動において、お見合い件数の過多はどう考えればよいのか、理解いただけたのではないでしょうか。
・期待する結果(時期や内容)
・個人の経験値(恋愛の有無)
・精神力/性格
などなどによってお見合い件数は違ってくるため、一概に多いほうが良い/吟味すべきだ、とは言えません。
◆お見合い件数なるべく多くしたほうが良い人
①恋愛経験が少ない
②理想のお相手が分からない
③精神的にタフな人
④お見合い成立率が低い人
◆お見合い件数を吟味して抑えたほうが良い人
⑤お見合い成立率が高い人
⑥交際成立率が高い人
⑦人に会うと疲れる人
⑧拒否ダメージが蓄積する人
これから婚活する方も既に婚活している方も、お見合い件数についての考え方を参考して成婚へ役立ててください。
このようなプロのカウンセラーが一緒にいてくれるからこそ、アプリ婚活ではなく相談所での仲人という存在が大事になってくるのだと感じました。
一人だけで悩んでいても、活動が前に進まないどころか結婚へ近づけないですよね。やはりプロのアドバイスは重要です。